藤井聡太棋士とAIの進歩

昨年度はデビューから29連勝という記録を作り、一躍時の人となった藤井聡太棋士


現在は既に7段となり若干16歳にして棋士レーディングでも3位(5/8現在)となっており、このまま成長するとどこまで強くなっていくのか...非常に楽しみですね!


8大タイトルこそ取得していませんが全棋士が参戦した朝日杯将棋オープン戦を連覇しており、タイトル取得も時間の問題ですね!


そんな藤井聡太棋士が何故誕生したのかを私個人の見解を述べたいと思います。


それはズバり将棋ソフトの誕生によるものではないでしょうか。


2017年に佐藤天彦名人と将棋AIソフトPONANZAが対局し、PONANZAの2連勝という結果でAIが人間の頭脳を超えたと話題になりました。


将棋ソフトは現在では棋戦の優劣を点数で表示出来るほど正確になっており、将棋の定石をも変えつつあります。


藤井聡太棋士は若い柔軟な時期に将棋ソフトと出会う事で、AIの頭脳を備えた人間となったのではないでしょうか。子どもが英語に触れる事で、英語を操る事が自然に出来るようになるように、藤井聡太棋士は自然に高レベルの将棋ソフトに触れる事で、AI将棋を操れるようになっていったのではないでしょうか。


AIの力は総合的な人間の頭脳にはいまだ遠く及ばないと言われています。しかし、将棋を代表に局所的には人間を凌駕している事は間違いないでしょう。


AIの進歩は生活を豊かにするだけでなく、人間がAIの進歩に伴って進化していけるという可能性があるのではないでしょうか。


言語を例にすれば、大人になってからは脳の可塑性がなくなる為言語の習得は難しいと言われています。脳の成長には子どもの早い時期の学習が不可欠だそうです。


しかし、私は大人になってからでも脳は進化し続けると信じたい。

藤井聡太棋士に負けないくらい他の棋士の方々にも頑張ってほしいと切に願っております。